雪国の農業者にとって常に悩みの種である冬場の仕事について、様々な可能性を模索する中、私が出会ったのがこの雪室じゃがいもでした

 

村の仲間が自家用に雪に埋めていた芋を食べさせて頂いた時の感動は今も忘れられません。

余りの美味しさに心底驚き、どうしてこんなに甘くなるのかを調べたところ、氷温近くで貯蔵をする事で、芋は凍るまいとデンプンを糖に変え、細胞内の溶液濃度を高める事が分かりました。通常5度前後の糖度を雪が10度を超えるまでに高めてくれるのです。

 

「これだ!」と感じました。雪室じゃがいもは、雪深い青森の冬だからこそ出来る野菜です。デメリットと考えられがちな雪を味方につけた、私のずっと探し求めてきた野菜だったのです。

 

雪室じゃがいもの取り組みは最初、失敗の連続でした。湿害に見舞われ芋を腐らせたり、疫病の蔓延により壊滅的な被害を受けたり、雪に埋める前、倉庫で保管中の芋を凍らせてしまい全滅させてしまった事もありました。そうした失敗に対しひとつひとつ対策を講じ、改善を積み重ね、ようやく生産を安定させる事が出来るようになってきました。

 

12月の下旬より雪室に入ったじゃがいもは、静穏な部屋の中、徐々にその味わいを深化させます。熟成の時を経て皆様にお届けする雪室じゃがいも。

 

 

 

 

自然、人、野菜。調和が奏でる美味しさをどうぞあなたに。

 

 

 2019年の雪室じゃがいもの販売は終了いたしました。

 

 

2019年にお届けする品種はキタアカリ、メークィン、はるかの3種類がメインになりますが、今年は試験的にさやあかねという品種も少量ながらご用意させて頂きました。それぞれに特徴があり、食べ比べてみるのも面白いと思います。まずはじゃがバターで、素材そのものの味を堪能してみてください!アツアツも美味ですが、少し冷ましてからも美味しいですよ!

キタアカリ

甘みとホクホク感がたまらないキタアカリ。火が通りやすく、油との相性もばっちりです。煮崩れはしやすいですが、じゃがバターや肉じゃが、ジャーマンポテト。どう調理しても美味しい品種です!

 

はるか

粘質系で、煮崩れしにくいタイプです。しっとりとクリーミーな味わいで、私はポテトサラダやコロッケにするのが大好きです!爽やかで、上品な甘さがお好みの方はこの「はるか」がお勧めです。


メークィン

最も糖度が乗りやすく、シチュー等に最適です。通常の芋より焦げやすくはありますが、フライドポテトにすると一段と甘みが引きたちます!

さやあかね

昨年までの十勝こがねに代えて、試験的に少しだけ育ててみました。どんな味に育っているか、私たちにとっても楽しみな品種です!


2019年

5月

29日

レタス収穫間近

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