じゃがいもを雪室に入れましょう、と決まったのはこの日の朝のことです。寒波がきて、雪がどんどん積もっていくタイミング。マイナス8度の雪がもさもさと降り仕切る中、室への搬入は始まりました。昨年より格段に広くなった室は広く快適です。海上コンテナ冷蔵庫からローラーを滑らせて、どんどんじゃがいもが室へ運び込まれます。きっと、この冷蔵庫の中でも低温貯蔵でじゃがいもは美味しくはなるんだと思います。でも、この原始的な雪室にこだわるのは湿度と低温のバランスが良く、他に負けないくらいの美味しさが味わえることを知っているからなんです。今年は、少し早めに雪室に入れることができました。ここで、約1カ月半じゃがいもたちは過ごします。楽しい冬のはじまりです。